艸介のお気に入りの歌一覧
秋日好
冬の月低く横へと這ひのぼる下より眺むる吾を置き去りに
14
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へし切
僕たちは大人の階段上るたび 夢の欠けらを失くしてきたよね
13
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秋蒔こむぎ
灯台か街の灯りか流れ星さよなら明日ここを出ていく
7
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ぜんまい時計
色褪せて地に還り行く落ち葉にも この夕空の赤届くべし
17
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へし切
淋しいか 北風は泣く なぁ俺よ 耄れた恍れたよ おまえに惚れた
16
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仙人の弟子
縁側で 雨を眺めて 一人座す 月は見えねど 夜空麗し
5
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横井 信
暖冬の師走の朝に降る雨に駅の手すりがちょっと冷たい
14
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へし切
来し方を思へば淋しい年の瀬に こころに残る母との別れ
16
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滝川昌之
助手席の君から寄ってくるのなら右急カーブが続いてもいい
23
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西手心黒
ひとしれず消えゆく猫をしりたれば君抱き看取るも愛のしるしか
5
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西手心黒
まだここに居ると思うか兄猫は探して鳴きますときどきたまに
5
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西手心黒
橋わたす虹は龍の化身とやさればなみだは雨にたとへて
5
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KEN
葉の散りぬ木間に射す陽を灯す如 明かりの漏るる北向きの部屋
13
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茂作
乙女子のややも仕草のおとなびて 父と歩むを恥ぢる頃かな
16
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Aquarius
神となりこの世のすべて終わらせて0にしたって0は残れる
4
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舞
北風の吹くに任せて枯れ葉らの舞い翔ぶ果てのオホーツク海
13
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千葉 甫
次々と間近へ降りてここに居る私を構わず雀ら弾む
5
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ななかまど
北風にゆれる桜の木末にははやも生まれる冬芽の息吹き
17
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茂作
山茶花にしばし夕日のとどまりて 今ひとしほの色まさりけり
14
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灰色猫
水を食む魚にうまれ生き抜けばあなたは食べてくれたでしょうか
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