詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
月を待つすすきが原を飛び越えて朝の浅瀬に白鷺は立つ
13
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KEN
時と云ふ 靜寂を流れ もみぢ色 落ち行く月に 鴈ひとつ鳴く
10
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ななかまど
嶺風がふいに生まれて唐松の金の針ふる秋陽の中
13
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名鈴
はし鷹の 尾羽の鈴の音 聞こえなば 禁野の外の 吾思ひ出でよ
10
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みをつくし
伝言板「半時待った先に行く」 携帯無き世の のどけき明け暮れ
22
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滝川昌之
かくれんぼ逃げた気配に振り向けば見つけてくれと遅き秋桜
23
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滝川昌之
小望(こもち)ならぴたり寄り添う子を褒める月に並んだ火星の方を
20
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ななかまど
学校を出れば子の列だんだんと糸のほぐれてほどけるように
12
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みをつくし
薄日さす秋風の中 はかなげに ほころびそめし十月桜
17
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緒川みるな
ゆく水の 過ぎにし秋の 夕暮れに 我もゆかばや 君すむかたへ
3
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名鈴
君居ねば 胸に穴空き つむじかぜ 身を冷え入らせ 寝も寝られぬよ
9
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横井 信
夕焼けに染まったままの熟柿をひととき照らす十三月夜
16
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秋日好
愛し合うのちに届かぬ人となる愛は恋へと逆戻りする
16
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秋日好
しっとりと止まない時雨に降り込まれ心の湿度去らぬ宵口
10
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横井 信
常緑の垣根に育つ下草にやさしく眠るもみじの手紙
11
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KEN
あはだち草 燃えて黄金の 花ほむら 身を焚き咲けど 天まだ遠く
12
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名鈴
海越えて 大和に根付く 百代草 いと時めきて 御紋となりぬ
9
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ななかまど
めぐり来る季節たのみて葉を落とす身ぶるいせわし大樹の公孫樹
13
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みをつくし
夕月に物思ふまに月夜へと釣瓶落としの秋深まりぬ
20
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滝川昌之
地層化し箪笥に眠るフリースの発掘作業は初霜の朝
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