詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
憂きことのじわり近づくここちして北の都の疫病の数
8
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滝川昌之
レフ板を従え歩く女優ごと晴れ着七歳一族連れて
17
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秋日好
二十五の君の笑顔に包まれて食事もせずに時が過ぎていく
12
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横井 信
枝先に遊ぶ小鳥の歌声に踊る落ち葉の冬のはじまり
11
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トウジさん
落ちる葉は色さまざまに魅せるなむ幼から長へ吾も過ぎてしか
6
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萱斎院
たち濡れて垂るすすきの白玉の 人とふものを風な散らしそ
10
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うすべに
冬めいて南へなびく荻の穂の なかよく並ぶ凪の夕暮れ
9
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名鈴
冬立ちて 雲居に響く 盤渉調 奥床しき音 雁立ち寄らす
12
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横井 信
曇天の雲の隙間の薄明かり鳥は飛び立つ初冬の夜明け
10
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みをつくし
指折れば 児童卒業中学へ 定年迎へしのちの歳月
19
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滝川昌之
山からもこちらが綺麗に見えますか澄んだ空気に見上げる吾が
13
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ななかまど
縁側に柿が一つの日暮れ来る父の記憶をたどる秋の日
9
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夏深
クロッカスの鉢を買うだけの一日がゆっくり暮れる君を想いて
9
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みをつくし
年経れば楽しからずやのどけくも 花壇植栽いのちのつくろひ
17
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ななかまど
老い人になりゆくわれに戸惑いてしばし見入リぬ朝の鏡に
6
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横井 信
かけ足の冬のはじめの木漏れ日のやさしくつつむ笑顔の仲間
10
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KEN
花も葉も 風に委ねし 相なれば 悔い無く燃ゆらむ 櫻のもみぢ
11
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みをつくし
ジオラマを積み築きあげ十餘年 驚き果つるあの頃の意氣
18
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ななかまど
野地蔵の膝に乗りたる善根の銭の錆びいる秋の黄昏
10
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ななかまど
北風がふれまわりたる午後の日に舞いて答えるイタヤカエデは
10
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