えんとつcaféのお気に入りの歌一覧
横井 信
ふるさとのステイホームの鯉のぼり 静かに泳ぐ電波の向こう
16
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吉野 鮎
閉ざされし扉の向こふ藤棚に濃き淡きを搖るむらさき花房
12
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うすべに
崖のぼり見守る少女 少年の伸ばす手の先すみれが揺れる
17
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滝川昌之
哀し気な半旗と映る鯉のぼりステイホームのベランダに在り
20
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名鈴
揚げ菓子の 甘き香りに 誘はれて 厨を覗く 昼八ツの子等
15
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つばす
風かおる鎮守の森の楠が 若葉に変わり参道光る
8
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まった
酸っぱくて甘くて危険で濃厚なさんみつ食べに外に行きたい
6
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び わ
素晴らしい手を動かしてパソコンに今日も何かを追い求めおり
7
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名鈴
二人して 浮き雲に乗り 霧の中 風を飲みつつ 海まで行かむ
10
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露草
一瞬であの日に帰る蘇る花ぞネモフィラ君と見た花
9
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海恵ふきる
「重力に負けてますよ」と頭垂れ寝る生徒起こす物理のムラヤマ
21
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海恵ふきる
当面は死なないと固く信じてるから一万円もチャージすんだね
7
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海恵ふきる
わたくしのあらゆるくぼみやでっぱりの意味がわかった 抱きあった時
7
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KEN
ももとせも 藍と染めしか 人住まぬ 李平に たなびく菫
13
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シン
透明な不安に負けてしまわないように構える不織布の盾
8
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滝川昌之
戦時下とたとえて耐える荒れ世にも咲く花ありと道の躑躅は
20
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恣翁
濠端の一足ごとに 広ごれる夜空に 青く草匂ひけり
16
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灰色猫
種を待つ春の畑を耕さば五体を巡る土の香りぞ
19
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みっさん
雨戸繰り新緑の林輝ける新しき朝に一歩踏み出す
15
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うすべに
暮れる春 雨に褪せゆく花むしろ 寝起きの蟻がゆっくり横切る
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