えんとつcaféのお気に入りの歌一覧
横井 信
流れゆく電車の窓の青空をゆっくり見てるひと駅の旅
13
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滝川昌之
トリアージ始まっているその命 「自宅療養」と呼ばれる放置
13
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恣翁
ポケットの 二つの賽を 右指に絶えず弄くる ぢいさんの癖
10
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桃山
雨風の勢い強く薄暗い朝の戸外に花たちを見舞う
12
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滝川昌之
逆上がり初めて出来て見た景色つぶした肉刺は手の金メダル
18
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千葉 甫
更けてゆく夜の路傍にある影の一つ動いて黒猫となる
13
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千映2
蝉時雨一瞬止んだ昼下がり指揮する蝉の居るか如くに
12
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KEN
風ほのか 陽水の歌 搖らめゐて うたた寢の中 夏雲になる
11
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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千映2
君が漕ぐ花筏なら乗りますと深い眠りの春浅きころ
28
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ケンイチ
武蔵野の青は一層深まりてスワンさびしきみづうみの午後
9
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ななかまど
ぴーとろり鎮守の杜のぴーとろり記憶のぞけば父はは若し
10
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寝惚亭奥地新吾
細長き花弁四枚の白き花名を知らぬまま香りて誘う
5
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横井 信
目の前をふわり横切るあげは蝶 汗を拭きつつ夏めくひかり
12
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吉野 鮎
夏たちてわたくしだけのわたくしにながれる風も空の蒼さへ
7
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吉野 鮎
初夏のためらひがちの陽のひかり 爽やかな風の愛しきは汝よ
10
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舞
シャボン玉追う幼さな子の手のなかに弾けて消える虹二つ三つ
10
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可不可
猫パンチってグゥかしらパァかしら 恋の奈落へKOしたい
12
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うすべに
ぎこちなさ からり見守るはなみずき 父と息子の公園の午後
9
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滝川昌之
接近を羽音で諭し藤棚のミツ守り抜くマルハナバチよ
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