千映2のお気に入りの歌一覧
へし切
秋風の吹きにし日よりぬばたまの妹を恋しみ夢に見えつつ
15
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恣翁
秋の日の はや傾ぶくを 尋ね居る我が師の墓標 見つからざらめや
17
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横井 信
道端で雨に濡れてるつゆ草の見上げる空に飛行機の影
14
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茂作
古き日は都と呼ばれ青丹よし奈良に角ある托鉢の僧
13
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恣翁
藪枯らし 絡むフェンスの隙間から テニスする君を いつも見ていた
13
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名鈴
夜もすがら 庭に茂れる 恋草に 集く虫らの 声ぞ聞こゆる
15
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うすべに
乾く陽についと途絶えるせみの声 淡く色づくむらさきしきぶ
9
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ななかまど
電柱の狭き日陰に身を細む赤信号の朱夏の暑さよ
14
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うすべに
六つでも送る気持ちは変わらない 来年こそはと終息祈る
8
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ななかまど
われに添う影弱くして立秋に追われ急かされ夏逃げてゆく
14
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滝川昌之
逆上がり初めて出来て見た景色つぶした肉刺は手の金メダル
18
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へし切
除いてもなほも顔出す雑草の老い身に鞭打つ根くらべ哉
18
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橘
半端ない煙の量の森林香菜園仕事の祖母にと贈る
16
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へし切
然らぬだにひとり待つ身は哀しきに逢ふもかなわぬこの世を果敢なみ
18
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ななかまど
祈る事日増しに増えて祈るしか出来ないことよ異常な気象
10
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へし切
老いぬれば暮るるひと日に喜びをいつかは来たるその日のために
18
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灰色猫
風たちは熱き夏日を予感して朝の冷気に休むのだろう
8
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灰色猫
夢さえもいつもふたりは違ったね許しあったね朝になったね
8
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桃山
枯葉とり花殻摘み取り切り戻し我を忘れる花との対話
9
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へし切
逢ひたいね 僕より先に逝くなんて思ひもしない 君をかなしむ
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