千映2のお気に入りの歌一覧
茂作
借り畑は仕舞ひと云へど春の菜を 育つ翁あり實り無しやに
12
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へし切
言の葉の手爾於葉 幾度も書き直し 吾が歌詠みにペンは欠かせず
12
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KEN
色の無き 冬を飾らむ ひたひたと 花浮く手水 打つ澪鼓
12
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茂作
松七日明けて見送る歸郷の子 幼い日々に時を戻して
15
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へし切
爺ちゃんに持っていこうと「萩の月」 孫の言葉に美味しさ一入
14
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滝川昌之
先細る賀状の数と手書き文字また途絶えるは友のくせ字か
15
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横井 信
夕暮れにクラリネットを奏でれば風はやさしい正月の空
12
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茂作
哀しかな外の葉衣霜を置き 紐に捕らはれ白菜は耐へる
16
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恣翁
大股に歩く寒き夜 石畳鳴らして響く 高き下駄の音
18
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へし切
散り落ちて なほも姿は美しく 吾も生きたし侘助のごと
21
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茂作
初日の出孫が發句を唱へれば 下の句探す良き新年初め
12
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恣翁
遠く打つ除夜の鐘こそ 夜気揺らし 新たな歳を羽搏かすらめ
15
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へし切
冬ごもり 春へを恋ひて草も木も ふふみあり待て いつか花咲く
16
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橘
祖母の味伝えたがるも生聞きで不肖の孫は下手な歌詠む
13
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茂作
ささやかに紙のお飾り同じ松 いづこも待つや新春の訪れ
13
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名鈴
折につけ 君を思はぬ 日とて無し 月雪花を 見れば更なり
26
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橘
雪化粧に色直しして年末の景色は古都を美しく変え
12
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恣翁
寒々と涸れたる川の網代木に 身動ぎもせで俯く鴉
17
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茂作
蹈み入るを足も迷へる霜柱 ほどなく消へる命なりせば
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名鈴
北山の 雪降る様は 聞きしかど 西の海こそ 知らまほしけれ
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