詩月恵のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
木漏れ日の和らかきかな生まれ来る腹をさすりて母は微笑む
14
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こはぎ
何もかもわかっているの いま君が私を何も知らないことも
15
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ケンイチ
風の音の遠くに濡れし香を偲ぶ夜に迷へども旅忘るまじ
8
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田中ましろ
悲しみも月とおなじだ裏側を見せずわたしの周りをまわる
23
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詠み人知らず
口ぐせをひとつふたつ見つけてく今年は夏が早く来そうだ
10
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まるたまる
いくつもの嵐を越えて来たのでしょうあなたの舟は揺れずに進む
16
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夏嶋 真子
菜の花をフラスコに挿せば理科室はかがやきはじめるひかりの器
18
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まるたまる
年頃の吾子の気持ちは解ってる花は無くとも擦り寄せる鼻
12
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青木健一
およそ目の届く範囲に楽園や殺戮はないそういう午後だ
16
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浅草大将
よろづ代に結ぶゆかりをことほげば色もめでたき亀戸の藤
14
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田中ましろ
大阪はとてもきれいな夕陽ってメールしかけてやめる指先
24
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田中ましろ
ここからはノンバーバルコミュニケーション 君はただ目を閉じればいいよ
11
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瀬波麻人
説明はいらないでしょう終わりって終わることだよピリオドもなく
27
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詠み人知らず
母という性別はないペディキュアの真紅で女という文字を書く
21
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芳立
うた人にあるべきものか表現に資格がいるといふ戯言は
13
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山本克夫
欠けた日の足りないものを組み立てるレゴブロックは青にしておく
14
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田中ましろ
来年の話をしよういま地面いっぱいに春、春を踏みしめ
8
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きりあ
恋すれば三十一文字の素数すら踊って嬉しい春が来るんだ
9
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たえなかすず
お互いの今日を知らずに生きていく きれいに磨いて捨てたそのあと
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ヘナコ
雨の日にレイニーブルーを聴いている心の中で傘さしながら
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