羽のお気に入りの歌一覧
さめ
死を知りて別れを知りてそれからの「好き」が同じであるはずはなく
14
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はな
それだけが世界の色で 振り向きも止まりもしない君の自転車
11
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夏嶋 真子
ひたむきにひかりのかけら集めては太陽を編む冬のたんぽぽ
30
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夏嶋 真子
ベランダでセージを摘めば夕暮れを背負ったきみが家路を急ぐ
14
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飯田彩乃
銀河ぎんがちょっと微睡んでただけよ少し生まれてしまっただけよ
10
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まるたまる
子もきっと母が弱いと孤独だろう我が子のために健やかに生く
13
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さとうはな
加速する十一月の等高線 マフラーの端、翼に変わる
18
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三沢左右
青空を包み込みたるシーツあり幸せひとつ日曜の朝
34
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林ユキ
木蓮の散りしく春を引き出しに眠らせたまま雪のふるさと
17
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きりあ
何度でも大切なものを掴み取る林檎の木には甘い果がなる
6
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螢子
タイトルは「逃げる男と追う女」終わった恋は小説になる
10
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やねうらねこ
抱かれてシルクロードをたどり来し壺 雪よりも白き羽根を持つ
5
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田中ましろ
孵化を待つ月のやさしさ 願わくばあなたに近い人になりたい
12
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きりあ
朝明けて空に停泊する船を風をあつめて追いかけてみる
11
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詩月恵
時の線ふたりで越えた夜のこと少なくなっていくひとのこと
13
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やねうらねこ
稜線にまはる風車はなつかしきゆふぞらの雲かき混ぜてゐる
11
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ほたる
この時間一人うた詠む寂しさを自由と呼ぼう春はまた来る
31
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螢子
突然に暗き宙より生まれ出づ六花舞ひ散るつごもりの夜
18
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きりあ
泣かないと決めたそばから泣いている満ち潮の海瞳に宿し
23
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螢子
山茶花はまあるく刈られ街路樹と名を変えてゆく冬支度かな
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