羽のお気に入りの歌一覧
卯月
日めくりの薄い頁を透けてくる「三月」ほどに朧な春よ
19
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螢子
一瞬に砕けた心の欠片にはひとつひとつにあなたが映る
13
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山本克夫
水色の音符でつづる波うちの高音部から歌いはじめる
14
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水島寒月
梅が枝に梅の咲くこそ愛しけれ母よわたしはあなたの子です
6
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犬飼信吾
ピロシキを求めて駈けた夜の街ここでは誰も君を知らない
9
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たんぽぽすずめ。
ひらがなで書く「しあわせ」の曲線の最後の「せ」から我へ引っ張る
19
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卯月
もう誰も私を探していないのに「もういいかい」を待ちわびている
22
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田中ましろ
にっぽんを裏返したら僕たちは空に零れてふたご座になる
6
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佐々一竹
ブルースが心に沁みる歳となりネクタイはややゆるめに締める
12
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芳立
ひさかたの空のあをより吹きたえぬ風に波うつライ麦畑
13
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ふきのとう
聞こえくる敬語の響きの美しき友と話せし留学生は
19
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紫苑
あかねさす紫の芽の吹き初めてミモザ枝垂るる冬のひだまり
29
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まるたまる
あなたとの日々を綴った日記帳ライスシャワーに千切って混ぜた
23
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薫智
「またね」って確証のない約束が僕らを繋ぐまた雪が降る
27
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ケンイチ
人ひとり簡単なわけないじゃない虹の微分の答えは涙
21
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まるたまる
今頃は寝台列車でぐっすりと寝るより歌を詠んでるか君
9
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山本克夫
約束がやぶられた夜モーターのコイルにきつく銅線を巻く
10
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まるたまる
畳んだり開いたりして風に乗る時々君は乱気流になる
13
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ライテウ
ゆふぐれを想へば君はそこにゐて 君の影さへ踏めない二月
5
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垂々
嗚呼なんで今月今夜のこの月の夜に腹筋してるんだろう
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