詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
クリスマス妻と本など贈り合い読書灯にて更けゆく聖夜
19
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灰色猫
呪ったら呪った分だけ返り来る人は鏡を生きてゆくもの
15
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灰色猫
憧れの空を夢見る雛たちは星のゆらめく水辺に眠る
9
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滝川昌之
歳末は引く手数多で浸かりゆく痘痕の柚子は風呂へ蕎麦へと
18
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ながさき
末法の 世界広布が 進行中 多くの人が まだ見ぬ世界
7
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滝川昌之
杉玉に暮れの薄日が促せば並ぶ酒樽 水引纏い
17
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菜々子
絶対に忘れたくない人がいる 被った埃そっと払った
11
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滝川昌之
破魔矢織る か細き巫女の白指と凛と小袖を括る襷と
17
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滝川昌之
気忙しき師走の古都の段葛 迎春支度に行き交う人の
22
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横井 信
せわしない冬至の朝の影長く歩道に描く今年の歩み
13
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名鈴
口惜しと 昨泣きにしが 誇り顔 吾子生ひ成りて 頼もしく見ゆ
10
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名鈴
わりなくも 寄り付きたけれど 物怖ぢす いかで見付くや 相思ふ人
19
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滝川昌之
掃除機が吸っているのは休日の俺の怠惰と妻の苛立ち
47
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滝川昌之
賞与出る餅とお節を予約して妻の安堵と年の瀬を得る
18
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灰色猫
失くしてはいけないものを失くしてもスピカは君を照らしつづける
10
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灰色猫
夕闇を照らし始める星々の導きを待つ迷える仔羊
8
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横井 信
年末に片付けてゆく本棚へそっと戻した思い出の本
15
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コタロー
散るほどの意思も持てずに我が紅葉三十一文字に吹かれ搖らめく
9
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