詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
初夏のためらひがちの陽のひかり 爽やかな風の愛しきは汝よ
10
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夢士
三密の空夕暮れて鯉のぼりそっと下ろして戸棚に納む
10
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KEN
吾妻峰の 雪消を伝ふ せせらぎの 声は懐かし 哀しむ程に
10
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滝川昌之
溶けきらず色を残してコーヒーに浮かぶミルクの淡きプライド
15
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横井 信
退屈な小さな部屋を飛び出して入道雲に向かって歩く
12
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KEN
乙女座に 例へて偲ぶ 遠き春 土で瞬く 丸き綿毛を
8
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吉野 鮎
高空の飛行機雲の一條と競ふか幟五疋が泳ぐ
10
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夢士
新コロナ日々の時間の持て余し風呂場掃除が日課となりぬ
11
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藤久崇
籠り居る つとめあるかや 日のかげは ほの増して間の この身に射せり
8
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藤久崇
五月雨に 漬つ老を呼ぶ ほととぎす 遠の空より 今帰り来ぬと
11
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名鈴
我々は 同時代人 だけでなく 戦友として コロナ禍を語る
7
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横井 信
強くなるひかりは夏を連れて来る両側に咲くさつきの並木
15
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KEN
鬼野芥子 我も花ぞと 睨みけり わらべ心を 探す土手道
13
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滝川昌之
家で耐え外で怯えてきっとこの忘れえぬ春いつか偲ぼう
20
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横井 信
夕暮れのひかりをためた水張田を風にながれる水鳥の声
12
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KEN
解脱とは 斯くなるものか 鬚爺 さみどりにほふ ベンチで昼寝
9
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夢士
来ないでと言うその口でおいでませ熱海の旅館格安価格
12
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えんとつcafé
水鏡そっと素足で踏むように水の匂いの五月を歩む
11
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うすべに
春日野に藤むらさきの蝶の舞 朱に照らされて深まる思い
10
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うすべに
野の花にやさしく触れて名を告げた 頬をはさんだ同じしぐさで
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