詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
「何事も難し 悪しと伏目がち あはれこの子よ 直ぐしてよ」とよ
15
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詠み人知らず
時として自分でさえも間違える 己が心の強さ弱さを
26
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士心
こんなにもどうして不安になるんだろう 文の届かぬ雨の夜の音
15
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藍子
母の日に何が欲しいと聞かされてスリッパと言い娘呆れる
19
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藍子
白き波たてて流れるその川も生まれた場所は小さき清水
27
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灰色猫
津波へと消えてしまった魂のひとつが私ではないことの懺悔
19
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灰色猫
花香る白きブラウス宵闇に筋書き通り汚されてゆく
19
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石川順一
尻に来る鋭き痛みフォローする過去を鋭く突いて来る過去を
9
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大上
百足卷く夏めく夜の速きこと春と秋とは結ぶ扇に
6
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いわこし
片腕を突き上げて立つ老木はどこにもいかずただそこにたつ
6
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己利善慮鬼
カチューシャの背骨を折って君が好きそんな言葉を信じてくれる?
5
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工藤吉生
出勤にスナック「愛」を通過するつらく別れた人の名前だ
6
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詠み人知らず
ガクガクと膝から落ちて液体を 頬から落とす 絶望のひと
18
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西村 由佳里
かんざしがシャラランシャラランねえ買ってねえねえ買ってと見つめてくるの
7
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紫草
さて、という句読点など思えども何にも出て来ぬ身の置きどころ
17
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千映
屈辱は日増しに薄れ最後には溶かせてほしい君なら出来るね
9
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野々花
カップ持つ貴方の小指空いてたら貸して下さい指切りしよう
17
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林林
頭髪が言いたいことを言っているシャンプーされるわが手の中で
30
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野々花
初めての男の子産まれし隣家では親子の鯉が元気に泳ぐ
21
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秋日好
あび群れるいかなご追いて夏になる斎島をも後に飛び立つ
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