神戸風見鶏のお気に入りの歌一覧
灰色猫
帰らずの樹海の沼へ沈みゆく私を弔う歌はいらない
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片井俊二
過ぎ去りし夏を閉じ込めおさなごの手にひと粒のひまわりの種
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滝川昌之
苦しいとその身焼かれたシーサーの首里の朱色はウチナーの色
17
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ななかまど
鉄人にお辞儀の文化ひろがってパスは繋がる新たな明日へ
11
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夢士
何もかもスマホに仕舞いスマホ見るスマホ壊れて空仰ぎ見る
10
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灰色猫
人気のない暗い樹海に迷い込み気づけばわたし幽霊だったの
11
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舞
落ち葉踏む音さえ楽し木洩れ日を駆けはしゃぐ子ら秋は豊穣
8
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横井 信
飛行機の空に糸引く夕焼けのひかりも消えて冷えてゆく風
12
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灰色猫
傷みゆく星に貼りゆく優しさをそれぞれが持つバンドエイドを
13
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滝川昌之
絆創膏 大地に貼れば断層を空には豪雨なくなれと貼る
14
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ななかまど
いるか雲母のいるかに追いつきぬときに思い出ふくよかになる
7
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詠み人知らず
下宿にて人生語りし熱き夜の炬燵の蜜柑の香りただよう
17
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舞
いずこより来ると問わば父母とまたおいゆかんその逝くもとへ
8
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灰色猫
すらんぷに絆創膏を貼るからねすらんぷまるごとひっぺがすから
14
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横井 信
結露した窓からのぞく朝焼けのあわいひかりに見送る背中
18
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滝川昌之
晩秋の鳥もつつかぬ残り柿せめて暮れゆく里に灯れよ
19
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ななかまど
知らぬまにそろりかそりと秋の陽は畳つたいて襖にとどく
10
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只野ハル
水底のプールのタイル揺らめいて浴女その一思い出される
9
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里香
首里城のほのおがいつか広がりていのち焼く日が来る足音
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び わ
神無月無事幕を閉じ霜月にいよいよ寒さ深まりゆくか
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