詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
雪の舞う朝に遅れた太陽に向かってそっと広げた両手
9
もっと見る
横井 信
冬山を低く流れる雲間から下弦の月はやさしくのぞく
9
もっと見る
青き銀椀
梅の花うべなふべきに去年の冬ふり返り見る枝の黒さを
10
もっと見る
横井 信
春を待つ夢見ごこちの枝先に冷たい雨のしずくがひかる
14
もっと見る
へし切
「おはよう!」と行合ふ人に 元気よく 春の陽射しに笑みがこぼれる
20
もっと見る
へし切
冬なれば ハットを被りダンディーに 老いをお洒落に 老いを楽しく
23
もっと見る
falcon
白球はラインを越えてラブフォーティ、ここは頑張る君が見ている
4
もっと見る
falcon
君送る春の坂道さよさよと小麦よ吾ら互いに青し
8
もっと見る
KEN
初花は 我ぞ我ぞと 福壽草 光の春の 信夫小倉寺
7
もっと見る
ななかまど
人間の飽くなき欲の戒めと河に並びしユンボの懺悔
12
もっと見る
横井 信
良きことをリズムに乗せて語り出す病の日々の小さな癒し
13
もっと見る
横井 信
入り口の小さな梅の木の枝に春を叫んだいっぱいの花
10
もっと見る
ななかまど
如何様に手鏡かたむけ使おうとわが頭頂のちから尽きたり
10
もっと見る
青き銀椀
つがひしてあひるが背にくちばしを温めて足を着ける川かな
9
もっと見る
菜々子
在りし日の儚き君に思い馳せ 時代を越えて会いに行きたい
10
もっと見る
うすべに
ひとときの雨がのこした水たまり 所在なさげに青空うつす
11
もっと見る
青き銀椀
夕陽を背に軒先が梅目白さも影絵と見へて足を止めたり
6
もっと見る
ななかまど
如月は昭和のからだに合わぬかも恵方巻きとかチョコレート
8
もっと見る
ななかまど
つかみ出す十円玉の重たさに帰ることあり駄菓子の記憶
8
もっと見る
ななかまど
あたりまえの中で軋むコンビニは二十四時間あかりを灯す
6
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[13]