詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
子年でも小まめに動く気などなくカピバラごとく湯にでもつかる
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名鈴
遠方の 客人がため 蔵開けて 御器調ふる めでたき正月
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灰色猫
正月にどちらの餅が伸びゆくか競い合ってた阿呆な双子
10
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ななかまど
あこがれの人の声きく長き夜は師走の氷雨こころよきかな
7
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ななかまど
はんなりと季の年輪きざみつつ都は凛と寒とじこめる
11
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へし切
コンビニのレジに並べば温かなおでんの湯気にこころ誘われ
13
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灰色猫
本当は失敗なのに美味しいと笑顔で食べる君が大好き
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ななかまど
冬空を抱える深き湖はあやうきほどの波たて騒ぐ
14
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名鈴
子は既に 高く聳えて 長長し 然れど見ゆるは 幼き面影
10
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灰色猫
聖夜へと降りつもりゆく幸福を届けてあげたい渇く地がある
11
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ななかまど
年ごとに刻はやまりて十二月どれにしようか冬至の南瓜
11
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横井 信
あたたかな布団抜け出しくもり空 ひどい寝ぐせをおさえて歩く
14
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恣翁
柚子皮のマーマレードと珈琲の 香は深くして 冬ぞ来にける
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夕夏
あきもせずうたをよめどもわがきもちらくにならざりしきにうつろう
7
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ななかまど
一日に一首詠まんと言の葉を空に探せば師走の小雪
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うすべに
惜しむ秋 つのる想いを積もらせて 水淀ませる赤いしがらみ
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名鈴
君に恋ふ 思ひも言わで 身を尽くす 鳴かずに燃ゆる 蛍のごとく
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