詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
冬空へパラボラのごと福寿草はるの兆しを発信しおり
14
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滝川昌之
週末にやろうあれこれ浮かべてもいざ週末になれば動けず
16
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横井 信
西風に訪ねてみれば梅の枝につぼみふくらみ待つ春の声
9
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うすべに
駅出ればたき火の香り夕暮れの ささくれ立った心うるおす
6
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横井 信
早朝の冷たい風が忍び込む窓辺の席に輝く笑顔
12
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うすべに
山焼きの枯れ野照らして打ちあがる 今夜は脇役 真冬の花火
7
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うすべに
かき曇り冬が顔出す みどりめく枯れ芝の上あられが踊る
7
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横井 信
暖冬においていかれて曇天の冷めたい風にカラスの騒ぎ
8
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灰色猫
小鳥への愛で飾った木の箱を陽射しに埋める旅立つために
21
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うすべに
糸切れて破れた凧も春来れば さくらの花の雲に隠れる
9
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恣翁
臥し所なる障子 細目に引き開けて 飽かずて眺む 雀遊ぶを
16
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恣翁
逢ふことを拒まむずがに隙間なく 天地を 雨は閉じ込めつらむ
12
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灰色猫
もこもこの冬毛ふるわせ水辺にて福良雀は身を清めおり
23
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横井 信
水もまだ冷たき川のせせらぎに流した愚痴も知らぬ青鷺
16
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横井 信
明け方の雨にぬかるむあぜ道にやさしく揺れるタンポポの花
15
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名鈴
君我を 知り尽くしたると 侮るが 我こそ君の 底まで覚れ
13
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滝川昌之
妻は子のファーストシューズをとっていて時々記憶で歩かせている
21
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うすべに
寒空の裸の枝にやどりぎの 緑はまるく春鳥さそう
14
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横井 信
ぬくぬくの布団の中で夢うつつ めいそうしてるこころをのぞく
14
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横井 信
ひび割れた桜の幹に手を添えて振り返り待つ君の足音
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