虹雲のお気に入りの歌一覧
浅草大将
今宵吹く風のしめりにひとときの冷たさありて雨の先触れ
17
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紫苑
道志川木の間隠れに立ちのぼるオオムラサキの藍うつくしき
6
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聴雨
降り初むる雨に打たれてつゆ草の青くしたたる涙ひと粒
20
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加祢
連れ去られ未だ帰れぬ人らありこの空はずっとつづきたれども
22
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悠々
わが胸に青き壺あり蒼の水ふいにあふるること多かりき
40
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falcon
雨やまぬ守禮の門に肩寄せてさだめなき世に白南風を待つ
10
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falcon
思ふことなくてぞ見まし首里の城白南風かよへ夕立の空
15
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螢子
せいいっぱい咲きてはらりとほどけゆく彩とりどりの薔薇の絨緞
22
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悠々
この空はきみのものだよつばくらめたてよこ斜め自由な恋を
27
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悠々
ほらこれがひめじょおんよときみが指ちいさきもののいのち示しぬ
25
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悠々
山あをく海なを青く麥の秋黄金の風の吹きわたりゆく
23
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ふきのとう
語り部の生きた証言のしかかり平和祈りて沖縄の地で
20
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紫苑
鶴首をめぐる空気のひずむ見ゆ青磁の瓶のきはまりて立つ
17
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紫苑
弓月のふところに添ふ明星の見ひらく瞳零るるまでに
15
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悠々
新しき光あつめし緑葉は命さかんに生きよと告げて
16
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でくのぼう
いまは亡き母に供へし花一輪香焚きをれば吾れを呼ぶ聲
45
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杏子
産直に 売られし 鉢植え とりどりに雨を含みて 色 豊穣に
4
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聴雨
煙雨ふるなほたをやかな花の上しづく落ちればひとつ頷く
21
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螢子
鬼の子と呼ばれたる日は遠くなり鏡の中に母見ゆる日々
16
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悠々
留置場で飢餓おぼえしは飯にあらづ夢にまで見し明治チョコレート
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