虹雲のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
雲拂ひ明々耀やう十五夜の月に映るかこころの模樣
3
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詠み人知らず
滑らかな木肌に搖れる百日紅きのふの嘘を見拔けと告げる
7
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きりあ
カンコンと彼岸の昼に鐘がなる見えない人にご飯をよそう
10
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氷魚
「いってこい」武骨な父の声を聞き「ただいま」を言うため帰ろうと思う
18
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澤木淳枝
吾子の手を 互ひにとりて 川に添ふ 桜並木を いく夢叶はず
30
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山桃
秋の田の刈り穂を懸くるひとの背にみのり祝ぎつつ道の旅人
15
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でくのぼう
言の葉を紡ぎてとどく賢治忌にひとりひとりの熱き語りは
16
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佐々一竹
工事中迂回指示する看板があちこちにあり 沈みゆく街
6
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歌織凛
今週はカレー日和が続きますひとり暮らしの鍋深きゆえ
35
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ゆべし
ジジジジとセミよ大きなゼンマイを巻け夏バテのシロクマの背に
5
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ゆべし
水鏡我呼ぶ声のやはらかきほの白き手は湖底に揺れる
7
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ゆべし
「ほうれ、ご覧! 踊れましてよ、醜女でも」 ガラスの靴に紅の散る散る
7
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ゆべし
オレンジを黒猫が手玉に取りし夜 ほたり、ほたりと月はしたたり
8
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ゆべし
大きなる青い魚がうろこ雲食はんと顔出す筑波の山か
9
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ゆべし
引き攣った喉を震わす形なきイルカの影よ海は涙す
7
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まるたまる
さりげない告白のように聞き取れて浮き足立って歩く黄昏
28
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浅草大将
限りなく海に近づく単線路ゆきつもどりつ死ねない電車
13
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螢子
イングリッシュ・ガーデンめざし薔薇植うる夢見る少女のこころのままに
15
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薫智
紅色の林檎をかじる郷里から届いた想い景色と重ね
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詠み人知らず
亡き父母に何か告げたき思いして行く墓の道咲く曼珠沙華
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