虹雲のお気に入りの歌一覧
浅草大将
落ち葉焚くけぶりたち込め森の中光の糸は枝の間をぬふ
11
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螢子
愛娘と焼く「タルト・オ・モンブラン」栗数多ティータイムにも秋は来にけり
12
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加祢
如何ばかり嬉しかるらむ待ちに待ちしコウノトリ運ぶおくりものには
15
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詠み人知らず
亡き祖母の好みし白き薔薇の花なぐさむるように今朝さきはじむ
22
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ふきのとう
地下からの生還にばんざい、ばんざい 世界中が喜びにわいた日
7
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恣翁
緑なす 畔に群れ咲く 曼珠沙華 補色の彩の 目に痛きほど
22
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加祢
秋茸の香りふうじて炊き込めし飯ほのかにて味覚澄ませり
15
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羽
天上に浮かぶ小さなてのひらが金木犀の香を撒いている
19
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詠み人知らず
いただきし栗茹でつくりしポタージュは甘さいっぱい秋の香りよ
16
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浅草大将
重々と長き土手ゆく機関車の己が他には牽くものもなし
12
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聴雨
裏庭にひそと鳴きゐしカネタタキ一音ごとに深む秋かな
9
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浅草大将
温らかに陽を浮かべつつ真昼中流れぬ堀をゆく舟もなし
8
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浅草大将
いつしかに夏の輝きあせぬれどいよよ澄みゆく秋空の青
17
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紫苑
蜻蛉飛ぶ緋の軌跡や秋の陽に刃振るへる風の手の見ゆ
14
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聴雨
粒ごとに虹をおびたる朝露に出会ふ刹那の有り難きかな
17
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螢子
地に落ちるその一瞬を切りとれば雨は透明のドレス広げる
14
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加祢
割り切れぬ想ひ時折うち出でていたみにしばし歩みとどめる
11
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林ユキ
はらはらと草の実木の実散る夜のツキノワグマの静かな眠り
12
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でくのぼう
泪雨 きみ偲びつつ 默すれば 彼岸花咲く 野邊の送りは
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YUKIHIDE
見はるかす刈田の畦に神々の並び集へば秋は豊けし
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