行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
KEN
宵闇に ふくろうの聲 渡り來る 摺上の瀬の 彼岸の中日
9
もっと見る
へし切
秋草の茂みのなかにかくれつつ紅のきわだつ水引の花
16
もっと見る
へし切
夕されば秋の野風にをみなへし揺れてこころを誰によすらむ
15
もっと見る
へし切
吹きまよふ野風に揺れる秋萩の咲き散る野辺に月は澄みけり
14
もっと見る
吉野 鮎
少年の笑へば白き齒の美し球兒の夏は肌に名殘りて
15
もっと見る
横井 信
踏み外す一歩の跡にふと香るあまい匂いに秋は深まる
14
もっと見る
横井 信
何気ない会話ひとつのきらめきで青葉の陰に色づく果実
13
もっと見る
横井 信
星を消す街の灯りに照らされて夜空に浮かぶ雲を見上げる
12
もっと見る
恣翁
縁側を 庭に飼わるる鶏の 油然と 一羽歩き回れり
15
もっと見る
ななかまど
次にくる季節むかえる散歩には大きく前へ振りて歩まむ
7
もっと見る
ななかまど
秋の風あれこれそれの指示をしてバスへと走る忙しき妻
6
もっと見る
ななかまど
里芋の葉に乗りたる朝の露まろき光は秋の声なり
4
もっと見る
灰色猫
水槽のお魚みたい雨音に包まれている夏の図書館
21
もっと見る
灰色猫
嘘をつく赤いリップのくちびるが愛に飢えてる子供のようさ
14
もっと見る
コタロー
秋晴を轟き進むへリコプター雲無き空を獨占したる
10
もっと見る
コタロー
猛暑日の鴉飛び立つ用水路總身濡らして水浴びしたる
5
もっと見る
詠み人知らず
有明の眺むる空に鳥渡る山並みはるかに點となりゆく
20
もっと見る
詠み人知らず
白みゆく明か時の空弦月の貝殻うかべ薄っすら輝く
17
もっと見る
詠み人知らず
青空に映えて搖れゐるコスモスは秋風爽やに心惹きよす
13
もっと見る
KEN
秋虫の 奏でる夜曲 掠れつつ 深み増すかな 夜ごと夜ごとに
13
もっと見る
[1]
<<
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
>>
[63]