つゆふみのお気に入りの歌一覧
KEN
雨の夜の 苹果畑の 吐く闇の 黒くて甘き にほひに埋もれ
12
もっと見る
KEN
宵闇に ふくろうの聲 渡り來る 摺上の瀬の 彼岸の中日
9
もっと見る
KEN
羊水に 包まれ丸み 見た夢の よみがへる程 柔き秋の夜
11
もっと見る
滝川昌之
廃材となりて積まれる海の家 消しゆくことも浜の定めと
16
もっと見る
可不可
牡に化る前こそ標本瓶の底 まだ尖らない君の喉笛
6
もっと見る
行宮偏(仮之名)
エナ鳥というトリだった 幻鳥の曰くカフェイン以外も注意
4
もっと見る
行宮偏(仮之名)
ロシアよりウォトカをこめて 黒ずんだ漂着物が「火」とだけ語る
7
もっと見る
灰色猫
守りたいものを守れる肉体できちんと作られ生まれ落ちたよ
14
もっと見る
灰色猫
美しい旋律だけを届けます声の変わらぬ少年として
16
もっと見る
灰色猫
雨だとか涙であるとか不思議だね僕らは水と共鳴できる
18
もっと見る
灰色猫
水槽のお魚みたい雨音に包まれている夏の図書館
21
もっと見る
可不可
まだ夏の言葉で囀りながら 互ひに背伸びし合ふ唇
7
もっと見る
千映
水たまり歪んだハートに信号の三色映る移り気な恋
9
もっと見る
千映
秋というイメージ先に寂しさを持ってくるよな風そよぐ日に
10
もっと見る
吉野 鮎
しろしろと玻璃戸入りくる中秋の月に滿たされ病床に眠る
18
もっと見る
詠み人知らず
古代人の食卓飾った柴栗が落ちて吉備路に秋の風吹く
13
もっと見る
へし切
長月にいりて野分の季節かな古き我が家に不安がつのる
11
もっと見る
横井 信
知らぬ間に奥歯をぎゅっと噛み締めてのんだ言葉が身体によどむ
14
もっと見る
へし切
足早に秋に背をむけ 夏はゆく 空にさば雲 吹き渡る風
15
もっと見る
幸子
野分にて散らされつつも一面にいのちの香り満たし逝く葉ら
12
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[34]