うすべにのお気に入りの歌一覧
杏実
さりげない子の優しさにほころんで間違いなしと子育て終える
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灰色猫
いよいよと看取られながら病院で今日も天使が生まれてしまう
8
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里香
春霞 逃げ出すような 旅をした 微かに縋る 思い出欲しさに
13
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灰色猫
無理矢理にひとのかたちにされてゆく痛みに耐えて靴を履く朝
17
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ななかまど
雪消えて萌黄の色の湧きたてば心うきたち冬の日遠し
19
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茂作
春を知り花を咲かせた絹莢を 友とまがへて初蝶の舞ふ
19
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更紗
どうしても忘れられない想いならいっそ残そう 拙い歌に
13
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千葉 甫
階段を半ば下って引き返すストーブ消したと思うけれども
12
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灰色猫
ゲーテからもらった恋を花束にしている恋に恋をしている
12
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舞
キタキツネ何処のカムイか雪原を翔る如くにサッポロの街
14
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こるちぞう
周り中雪だらけです また降つて妙に明るい 午後五時は春
9
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しきしま
我が宿のつらつら椿つれづれに見やればひとつうぐひすの声
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灰色猫
時を売る貿易商の話ではもう永遠は買われたらしい
8
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杜鵑草
緊急のためにケータイ持てと言ふ妻 パン買つてきてバナナお願ひ
10
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こるちぞう
母親の親指に卷く絆創膏中で口開け笑ふあかぎれ
12
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茂作
身にしみて冷たかりけり今日の雪 咲くを悔やむや白梅の花
17
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ななかまど
先人の粒々辛苦が消えてゆく棚田を守る田の神さみし
19
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茂作
土起こし眠り足らない蟲たちが 慌てて探す朽葉の寢床
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きくゑ
飼い猫がシンクの端で湯をねだる 寒さのゆるむ節分のあと
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茂作
ねんねこや母の背中の暖かき 搖られて眠る雪國の道
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