朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
夢花火
人の声 好きで住み着く 雀の子 優しさ溢れ 民家の愛児
4
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渡 弘道
残雪や空巣に落ちる日影かな三十九の娘嫁がせて
5
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痴光山
広畑に点々白梅の清清と 万葉の世もかくの風情や
4
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兎桃
一人では碾いて淹れるは煩わしインスタントで済ましてしまう
4
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兎桃
問いかけに応じぬ様を見て思う吾も聞こえぬことぞ多かる
3
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紫茉
ひとひらの花びら肩で受け止めて拳もゆるむ春の訪れ
8
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ハジメ
椿落ち桜は散りて宇宙の法則ありて後戻りなく
5
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らくだより
小枝から垂氷をすするシジュウカラ朝日は桃色水玉に光る
4
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入山夜鷸
世の中は閏来たりと喜べど 今日も昨日も又又と無し
3
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さいおん
山隔 西里庭 久方 雨将零 青丹吉 平城大野 射干玉 夜之盡 雨将零
15
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美生子
公園の落書きを消す老人の黒ジャンパーに雪は降り積む
12
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横井 信
ひたすらに今を見つめて歩いてく硬いつぼみの春の堤防
13
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夢花火
夢うつつ 月夜隠すは 雲と手の 光溢れし 朝日来るまで
4
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夢花火
朝露に 冷たき水を 吸う根息 日を浴びる花 開く瞬き
4
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舞
わがむくろ風に吹かれてひとひらの雪より軽き虫の亡き骸
11
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へし切
きさらぎの残るひと日を ご褒美に特選和牛 今日は肉の日
20
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夢花火
熱め蕎麦 ちくわ天ぷら 二つ乗せ すする口元 飛沫な幸せ
4
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夢花火
稚児を抱く 母の横顔 垣間見て 温かき胸 羨む眼差し
2
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夢花火
寒梅の 枝垂れ花房 目を取られ 桃色に雨 更に枝垂れて
3
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恣翁
春雨の色を移すか 靄りたる 暗き火影の浴室の壁
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