朝露のお気に入りの歌一覧
KEN
北の地の かほり微かに 川霧に 溶け落つ鳥の 聲を聞く朝
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KEN
病む妻の 詩を讀む如く 會津峰を 搖らす銀の穗 風に鳴く野邊
14
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KEN
かんなづき ひとなしづきに 暦止め もみぢの奧で 哀しむ祠
11
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KEN
ほほがしは ひとつ落つれば またひとつ 思ひを埋めて 秋の深みに
18
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灰色猫
八百万まほろば眩し神々の宿りし大和の風姿めでたり
22
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灰色猫
誰しもが孤独の神に選ばれて出会いの神に祝福されて
15
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灰色猫
砂粒に巨石に神が宿るなら奇跡の石は地球そのもの
22
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灰色猫
自らが己の神でないのならなんて無力な生き物だろう
21
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灰色猫
ど田舎の小学校へ転校しあたしは神になってしまった
21
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恣翁
日暮れまで降り続きたる けふの雨 人待ち顔の 薄ら寒しも
17
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恣翁
青白き 二十六夜の月に映え 後ろ姿の鮮やかなりき
17
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恣翁
時雨空 俄かに晴れて 薄明き障子に 鳥の影映りけり
15
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恣翁
寝覚め月 外しそびれた簾の外に 梧桐の葉の散れるを覚る
16
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恣翁
秋霖を聴ける 書斎の闇の底 咳きひとつ 沈みたりけり
23
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幸子
テーブルの木目のゆかし 規則的に拡がりつつも揺らぎたたえて
17
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ひよこ豆
道路わき急ぐ車を見送ってススキのんびり風を楽しむ
19
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KEN
つつやみに 抱かれこすもす すべもなく ふけ行く小夜に 花濡らすかな
18
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コタロー
秋雨のしとしと降りて寂しげに犬が一聲くうーんと鳴きぬ
8
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蔓葵
思ひきや秋の嵯峨野の野を分けて名古曽の滝も今な来そとは
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西村 由佳里
朝の陽をまっすぐ浴びるこの道が不安な心に喝を入れたり
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