水月のお気に入りの歌一覧
舞
雪解くと春を待つ日の名残雪桜咲くとの文を聞きつつ
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矢車菊
ため息ひとつこぼれるように花ながれ誰かに会えるたしかな予感
15
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矢車菊
今もまだ夢と知りつつ見る夢を私は歌に織り込むでせう
12
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蔓葵
ながれゆく月は絶えねどみづくきの跡はとどめよ門司の関守
11
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蔓葵
うぐひすの声はいかにとまちがほに鷽てふ鳥の来鳴く梅が枝
10
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光源氏
色もなき花のあはれに涙して無情の闇に香をたづねゆく
18
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横井 信
雨あがり 土日のうちに 花開く のどかな朝に けぶる街並み
9
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横井 信
雨音を 数えるように 聴きながら 路線橋に 咲く傘の花
15
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吉野 鮎
塀ぬちは沈丁花が香に黄昏て過ぎにし時ときみが於母影
13
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灰色猫
冷めてゆく想いをレンタルしあえたら恋はふたたび燃えたでしょうか
22
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アガサ
風神は春告草に諭されて かほり土産に山に帰りぬ
10
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光源氏
なき人の面影しのぶ藤衣ともしびゆらぐ春のさびしさ
14
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深谷真雪
雨音の一つひとつを聴きながら自分の罪をかぞえる真夜中
12
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葵
窓際に 寄り添い見ゆる 陽の雫 弾けて消えた 甘橘ジュース
11
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詠み人知らず
萎るれば萼むき愛づる 花弁の付け根のビーズの如きかはゆさ
11
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光源氏
春風に君の心ぞうつりける花の散りなん古都のゆふぐれ
12
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萱斎院
かすみぬる島をへだつるわたの原 風わたりやれ思ひのかをり
13
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まほろ
カーテンも外した窓とからっぽの真四角な床と優しい花束
8
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月虹
ままならぬ今日の切なさ消すやうに今宵まだらに星かくす雲
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へし切
春風に解くるものかは面影の人のこころにむすび込めては
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