詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
従業員 狂れたるらむ 延々と同じき音楽 聴かされ続けて
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吉野 鮎
ふりむけば岬最果て空海の帷裂きゆく三日月の尖
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吉野 鮎
水平線ひかりの帶は解かれて上りつつ月 さんごに目覺めを
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詠み人知らず
澄みわたる空にカモメが飛んで行く焼きそばパンに罪はないのだ
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九條千鶴
星屑で光り輝く天の川悲しみさえも喜びにした
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詠み人知らず
猛禽は爪に囲ひし雀にて 暖をとりては しののめに放く
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詠み人知らず
秋の蚊が ラの音プーンとたてて飛び たらふく吸ひてふよふよ浮きぬ
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詠み人知らず
よく吠える斜め向かいの柴犬は斜め向かいの方から吠える
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詠み人知らず
愛犬を呼び捨てにするガキがいて俺もそいつを呼び捨てにする
5
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工藤吉生
「サイコロをもう一度振り出た数を戻れ」もどれば「一回休み」
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洩矢転石
知り合ったかおりの中できみだけが酔うと時々たばこを吸った
5
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灰色猫
純金の斧ではなくて純銀の斧でもなくて森をください
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KEN
蔦まとい野石に歸る阿羅漢のたもとにひとついちしの焔
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詠み人知らず
育みて 見目麗しみ 伐り難き思ひ解すれど 障りとなるに
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秋日好
飲み物を許されぬ身でカフェに来て新聞を読む君の静けさ
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秋日好
はきはきと返事をしている君の声厚く重たいドアの向こうに
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煩悩
古代のカセットテープに残されていた縄文人の懐メロ
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秋日好
重陽に小菊が振り撒く黄金をきみの目覚めの枕元へと
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千映
「ご勘弁を」自然猛威に言いたいがなすすべもなく一年が逝く
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秋日好
フィクションの世界が実際可能だと君が言葉で吾が身に証明す
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