日置鳩子のお気に入りの歌一覧
秋日好
芝生上もみじは茶色くくすんでもこっそり植えた水仙が立つ
20
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秋日好
愛犬は発作の予兆を嗅ぎ分けてナースコールを押すこともあり
14
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たけくらべ
堪へ難き夜の静寂のなかりせば独りの秋も恋ひしかるべき
21
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煩悩
かがやいてそしてかすかにうつむいて海へざぶんととびこむ珊瑚になるまで
7
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石川順一
金網が大袈裟に写る望遠は軍用ヘリをしかと捉える
14
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詠み人知らず
日の本のチキンラーメン ひと手間で トマト香れるイタリアンかな
10
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赤石仙人
學び舎の窓より望む名古屋城金の鯱(しゃちほこ)冑の如し
6
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秋日好
この肩に止まっておくれ今だけは心が鉛に変わる瞬間
15
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みつ鷹
日が暮れる窓にはりつく虫ひとつ ここで死のうと決めたのですか
9
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灰色猫
眠れない午前零時の時の音にわたしもひとつ老いたのですね
18
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千映
コメントの出来ぬコメンテーター多すぎる使うテレビの局の貧しさ
13
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詠み人知らず
まだ夏の光りを持たぬ風が吹く囁くように惑わすように
27
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澄舟
朱のバラにつかのま見惚れる午前2時きついパンプスはやく脱ぎたい
8
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千映
考えて答えの出ない問答を繰り返してる嘆きはしまい
11
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矢車菊
母に会えぬ夏の長さよわたくしはそれでも永久にあなたの娘
12
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inosann
ゆっくりと只ゆっくりと過ぎていく九十路越える義母の空間
22
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月虹
歌人の子らまた歌人なる素直さよ日々より人は作られるらし
62
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ふじこ
「かーか」から「おかーさん」へと変わった日 娘の笑顔なお鮮やかに
23
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へし切
薄らかに今宵の月夜かすみたる晴れぬこころの置き処もなく
28
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夢士
弓張の月を仰ぎて母偲ぶ召され逝くみち月に照らされ
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