日置鳩子のお気に入りの歌一覧
半格斎
恋い初むる人の面や見えかくれ 追えば逃げゆく朝方の夢
20
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半格斎
役目終え迎える春まで休むべく 庭隅の薔薇に冬囲ひする
19
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半格斎
霜月の半ばなる日や初雪の 積をすくいし たなごころかな
20
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詠み人知らず
午後無風 鳴らぬ風鈴 ころがる子 海底のような夏に漂う
11
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半格斎
晴れ渡る雪田に白鳥群れなして 声 せはしなく朝迎えおり
20
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祈り花
優しさを求め續けた筈なのに優しき夫に不安が過ぎる
9
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秋日好
座布団に腕突き胸上げくりくり目向けて姉貴を見ていた赤児
11
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千野鶴子
「来ました」と確認印を押すように新雪の上に足跡つける
10
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へし切
消えそうな月も今宵に冴え返りふたりで見ている彼の世此の世で
24
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大さん
ロザリオに祈りを込めて船を待つ あの人はもう帰っては来ない
15
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夢士
冬枯れの原一面の黄金草きらりきらりと朝の陽を浴び
19
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inosann
底冷えに震えるからだが引き寄せるストーブの仲は縮まるばかり
18
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星未来
靴紐を 結ぶフリして 君想ひ 氣づかれぬやう 歩く外側
7
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へし切
この年の隈なき空に満ちるらしこよひの月夜なほあきらけく
29
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詠み人知らず
何にでも高菜を入れるおばあちゃん塩辛くって涙がでるよ
6
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詠み人知らず
一度だけ祖母に尋ねた戦時中沈黙の後の「話したくない」
15
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恣翁
「見せばや」の名 惜しむ玉の緒 袖にして 寝れば濡れつる色は土器
15
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リクシアナ
冬の影水面にふるる風花の刹那うつろう色なき澱み
22
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元親兄貴
闇の中 両目凝らして探しだす 雲の切れ間のアンドロメダを
18
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詠み人知らず
夢語り歌ひ詠ひつ笑まひては 支ふる君こそ太陽であれ
17
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