詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ふじこ
夏盛りねぷた囃子が響く夜 武者絵に潜む鬨の声さえ
15
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へし切
夜もすがら鳴きやまずして草雲雀つま恋ひかぬる吾も泣きたし
29
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滝川昌之
義母は喜寿 孫と娘に囲まれて DNAは笑顔でつなぐ
28
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元親兄貴
本心が 全くわからぬ その態度 腹立てるより 知らんぷりする
6
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藍子
秋の田の緑の中に咲く野菊薄紫の可憐な姿
17
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藍子
秋を知る花は多々あるその中で母思い出すそれは白菊
19
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恣翁
水平線 デッキの手擦りと交叉して 僅かに 上下に揺らぐがに見ゆ
18
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もなca
いつまでも手をふる祖母のやわらかな輪郭線をつつむ黄昏
20
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inosann
本当に狭い範囲で生きてても幸福感が全ての支え
24
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関山里桜
悪童の顔で覗かす舌先の紅の無闇になまめいており
14
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石川順一
暑き日にアイスクリームはお預けに私の分は食べてしまった
10
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石川順一
芋茎食べ里芋食べる夕餉かなメインのおでん味噌をかけ食べ
16
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秋日好
薬指付け根の甲に毛の生える君の両手は私のものだ
14
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秋日好
手にあらば引いてしまうやトリガーをひとはそれ程危ういもので
16
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秋日好
乳白のお湯は隠すか響動くか紅葉の向こうに具現すオリオン
20
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灰色猫
その痛いトリガーを引く衝動をだれかに告白できなかったの
17
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灰色猫
野良社会しぶとく生きてゆくための猫にどなたか逞しき名を
22
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灰色猫
真白なる蕎麦花乱る畦道の祖父の遺骨の弔いの列
26
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詠み人知らず
逢はざれど語れば弾む旧友の 絆結べり心にかたく
18
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詠み人知らず
亡き祖母の 三面鏡ゆ仄匂ふ 白粉の甘きに 面影嗅ぎぬ
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