仁奈のお気に入りの歌一覧
福井大夢
生物の教科書みたいに淡々と今の気持ちを語ってほしい
41
もっと見る
潮月繁樹
軒先の照る坊はずし笹竹に園児ら今はなに願うなり
27
もっと見る
un
お互いを負と認め合うその積は何となるかを問うて繋ぐ手
13
もっと見る
へし切
春ごとに花は咲くとて誰や見むいろはにほへとかひなからまし
23
もっと見る
灰色猫
積もりゆく優しい雪に埋もれゆく眠るわたしに春はいらない
28
もっと見る
舞
白のみの時を経てこそ咲く梅の色に添え聞く懐かしの声
17
もっと見る
夢士
うたのわの里に戻りて聞こゑくる励ましの声海を渡りて
18
もっと見る
水月
奥ゆかしきひとも肩に寄り添いて垂れて梅や風に甘える
15
もっと見る
へし切
ふりかかる春の時雨に梅の花ぬれなむ袖に匂ふのこり香
25
もっと見る
葱りんと
もう一度 ごっこ鍋にし 食べるから 春よ数日 足踏みして来て
14
もっと見る
幸子
目覚めつつおのが寝息の満ち足りて穏しきことに気づく雨の朝
13
もっと見る
滝川昌之
荒天の明けて安堵の囀りは瀬音にはねる春日を唄う
24
もっと見る
へし切
変わらずに花は咲かまし春の色けふかあすかと人も待ちける
21
もっと見る
石川順一
道で死ぬ蝉の哀れは片羽根でもう片方の羽根もぼろぼろ
11
もっと見る
詠み人知らず
実をつける大樹はうっそり葉を寄せて下で待つ子に薫り落として
12
もっと見る
詠み人知らず
若木から 手折った枝の蕾から 春の匂いがあふれ 広がり
13
もっと見る
滝川昌之
「春だよ」と叔母を起こして花の咲く頃の墓参の日取りを選び
20
もっと見る
恣翁
去る人に 青き柳を 手渡して 併せて送る 春の終はりを
54
もっと見る
水月
恋知らぬ夢みる月を眠らせて水面の月に映した我が恋
14
もっと見る
つきの
歌詠みは想いと言葉の狭間ありて 近づき遠のく あなたそのもの
13
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
>>