詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
アモンてふ 白亜の崖の 教会の 尖塔の上に 一片の雲
25
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恣翁
紅葉には まだ早けれど 毘沙門に 詣でて子女の 行末祈る
25
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恣翁
旧街の 詩情溢るる 佇まひ 森閑として ヨット泊れり
17
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恣翁
漁りの 茜と千草の 船二艘 波止に清けく 繋がれてあり
24
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恣翁
落葉松の 葉を落としたる 木末から 覗く秋空 露草色か
26
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恣翁
半島の 遊山の客が 多してふ 国境の島 訪ひてみまほし
19
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恣翁
行き違ふこと難しき 細き路地 抜ければ出づる 教会の塔
21
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恣翁
シードルの 甘酸き味に 魅せられて ケバブの露台で 大酒飲んだ
19
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恣翁
オリオンの 見ゆれば街に 未だ青き 蜜柑の香なむ 漂ひ初むる
37
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恣翁
鮮やかな 公孫樹並木の 鬱金色 林の中さへ 清かに覚ゆ
24
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恣翁
健やかさ 色に出にける うたをまた 養生召されて 詠まるるを待つ
18
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恣翁
集ひたる 友はそれぞれ 旧りぬれど 写真の故人は 若かりしまま
25
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恣翁
息災な 故人の母堂に 在りし日の 母の姿が 重なりて見ゆ
23
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恣翁
冬枯れの 岸に残れる もみぢ葉に 靄立つ朝の 広沢の池
24
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恣翁
散居村 霞みて展く パノラマと 空の碧さの 眼裏に沁む
19
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恣翁
先人の 強靱な意志 伝はりぬ 迸りたる ダムの飛瀑に
19
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恣翁
立ち上る 霧と見紛ふ みぞれ雪 墨絵のごとき 宝達の山
20
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恣翁
雪と敷く 散りたる花を 湿らする 絹糸のごとき菜種梅雨かな
19
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恣翁
今もなほ 君と並んで 歩きたい 落葉舞ひ散る 公孫樹の下を
27
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恣翁
恋人が 語り合ひたる 参道を 落葉踏みつつ 独り歩めり
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