中野美雄のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
銀傘を激し打ち打つ雨脚はグランド一氣に水溜りする
12
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滝川昌之
台風のうねりが残る砂浜で鳥はかたまり羽を休める
18
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ななかまど
みちのくの白河口の古戦場戊申の武士の夢が通りぬ
8
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高松 蓮
蝉時雨 耳をふさいで 文句言う 五歳の娘の 六度目の夏
7
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高松 蓮
悪いこと ばかり脳裏に よぎるので さあ認めよう 疲れていると
8
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kingface
立秋は夏から秋の分くる岐(みち)日の経つなべに歳や嵩ぬる
5
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inosann
こもる子の自立の根拠を尋ねれば「信じてやるのは母の務め」と
17
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コタロー
トラックの運轉席で眠る人仕事の疲れ癒す間も無く
11
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舞
日焼けした子供ら走るギラギラの太陽の下笑いこぼして
7
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灰色猫
優しいと言われる度に悦に入るガキが一匹胸を離れず
16
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灰色猫
流星があまりに多く零れてる夜空に数多の願いが咲いて
19
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大野 冨士子
眠ったか?気怠い女性ヴォーカルが 遠い世界で 再生される
41
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恣翁
日盛りは 「暑さ酷し」と漏らせるも 秋立てば 宵に蟋蟀の鳴く
18
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みやこうまし
台風の逸れたる後の静けさにほっとしている手前勝手さ
17
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へし切
ゆく夏の暑さ残りき赤とんぼ群れて舞ふ野に秋立つを知る
31
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吉野 鮎
蒼ふかぎ瞳の汝は海となりたゆたふ舟は漣にゆれ
10
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詠み人知らず
思ひつつ寝れども人は見えずべし 夜の衣を返して着るとも
12
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吉野 鮎
流星のかけらの幾つさがす夜葉月の風に微か秋立つ
42
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灰色猫
炎天に枯らしてしまったトマトたち来年こそはと水を浴びせる
14
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灰色猫
七つ川ゆらゆら流る灯籠は平和を願う希望灯して
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