中野美雄のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
白雲を流して空を突っ走り夕陽に溶ける旅客機目追う
13
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舞
季節ごとに目にや耳にや移ろいの影はさしけり虫鳴き初める
11
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灰色猫
孤独という蝋燭ひとつのゆらめきが星を動かす力であること
26
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灰色猫
この赤い車椅子の名はフェニックス外科病棟じゃ無敵なんだぜ
23
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関山里桜
たまさかに寄れる書店の有線の曲なつかしく「るるぶ」読みおり
7
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己利善慮鬼
今痛む胸の何処かに住んでいるあの日隣で笑った君が
9
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ななかまど
やませ去り稲も野菜も涼しげで勝手が違う今朝のお日様
9
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滝川昌之
古書店は一期一会の泣き笑い 迷って失くすは恋に似ている
26
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inosann
人の後ついてく質に抗いて粋がって生きた軽い後悔
26
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まあさ
雨上がり 透きとおる虫の 歌声と 小さな秋の 足音を聴く
24
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吉野 鮎
緑陰の冷氣と妖氣充つ邊り瀧落つ音に響くひぐらし
23
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滝川昌之
昼間には蝉が転がる庭で夜 コオロギたちが弾くレクイエム
26
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コタロー
蜻蛉が交はりながら飛んでゐるふはりふはりと蒼空に消ゆ
8
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灰色猫
祈りとはかくも些細な音ですねこころの奥の鈴が鳴ります
26
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恣翁
置き去りのリュックは 今しも 横這ひに 蠢かむずる蟹に似るかも
23
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舞
八月に君を偲べば真夏なるねぷた祭りの艶やかな夜
15
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詠み人知らず
高光る真日に 心も放たれて 恋する時ぞ 夏は楽しき
23
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みやこうまし
砂庭に穴がぼこぼこ空いている雀が砂浴びしたる跡やら
14
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安井シンゴ
核兵器禁止条約批准せぬ世界唯一の被爆国とは
8
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秋日好
吾知らず涙しそうな今日の曲ゴッホの筆致のアルルの女
21
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