コタローのお気に入りの歌一覧
赤石仙人
ネジ花を野邊に見つけて思ひ出す母が名づけし圖鑑にありし
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詠み人知らず
信号が薄くなった と 言うだけで工事終わったねと返す無二のひと
11
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詠み人知らず
父の血を鏡に憎く疎み見る手足のかたちは母の血の其れ
11
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舞
歩いても歩いてもなを見つからぬたどり着けない地図に無い街
13
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高松 蓮
夕飯の 残りばかりの 弁当を すごいと言って 喜ぶ我が子
13
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林林
この家の空気を吸って育つから家族も窓辺の鉢植えたちも
27
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舞
耳遠き母の伏すもとこのような耳であったと吾は語りつ
11
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詠み人知らず
眠たくて ほんのちょっとと目を瞑る 指されて見ればタオル地の跡
14
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舞
母の背を触れることなく歳を経て老い病む背中今さすりやる
16
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千映
こんな世があってなるかともがいても「可哀想に」の言葉しか出ず
17
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横井 信
青空に浮かぶ天雲ゆるやかに夏へ連れゆく遠き山影
13
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藍子
トランプはやはり賭け事良く分かるやはり相手は一枚上手
12
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恣翁
青黒く 庭のヤツデを染め上ぐる 鳴神月の雨の色かな
23
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詠み人知らず
君のある世界であれば 吾もまた 負けずて生きむと思ほゆる幸
18
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詠み人知らず
叩いたらボンボン鳴りそう白紫陽花咲き終わりには緑濃くして
9
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falcon
泣きじゃくる弟なだめ帰る道幼き姉にコスモス揺れる
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灰色猫
鬼芥子の赤から赤へ渡りゆく初夏を旅する青条揚羽
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KEN
雨露にうちしめりたる山法師淡雪色に細道を染め
16
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灰色猫
梅干しをじっと見つめてごはん食むつばを飲み込みごはんのみ食む
27
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詠み人知らず
我が唄を厭はしげに聴く我が犬の耳のふるへの愛らしきこと
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