森川のお気に入りの歌一覧
みをつくし
清らなり 澄みし川邊の流星群 目くらむほどの螢の亂舞
26
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滝川昌之
どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
16
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名鈴
奇を衒ふ 読本ならで 現にて えしもやあらぬ 事ぞ起れる
15
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ななかまど
地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
12
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ななかまど
里にさき里に散りゆく山ざくら異国に祖父は七十五年
13
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ななかまど
光年という永久のきらめきを星はかかえる新月の空
10
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ななかまど
シジミチョウ低くもつれてついてくる遠き祈りの巡礼の路
12
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ななかまど
新たなる生活様式さけられず会いたき人に会えぬ七夕
11
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みをつくし
空の青 山深緑 地は萠黄 その中走る車線の白さ
36
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みをつくし
仕事終へ歸り來たらば跳ぬ犬二疋 老主に代へて散歩待ち兼ぬ
26
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艸介
遠い日に届くと信じ 伸ばした手 掴めずにまだ星を見ている
9
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うすべに
焼く残暑 一息ついて眺めれば 愛宕の空に熱い夕焼け
8
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横井 信
この夏の手応え求め歩き出す僕の見つけた遠い三日月
7
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横井 信
まだつづくきつい残暑の夏バテにそっと並んだ季節の野菜
12
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横井 信
日の落ちた山の向こうの稲光 暗がりに咲く夏の残り香
12
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滝川昌之
夕立は粗熱を削ぎ水滴の残る網戸が招く涼風
17
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灰色猫
最初から檻などなかった限りないたったひとつの自由を生きてる
15
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蔓葵
梅が枝や雪ふきまぜて飛ぶ花にあらしも香る春のあけぼの
8
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松本直哉
ぬばたまの夜道をゆけば梅のはな重くぬらして春雨のふる
4
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松本直哉
いまだ風つめたく吹けど道のべの沈丁の香にしばしたたずむ
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