安井シンゴのお気に入りの歌一覧
tasuku
向き合えど言葉通じぬ認知た義母桜虚しき花いちもんめ
11
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野々花
透明な時間の流れに寄り添えば静かに揺れる木々が眩しい
27
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リクシアナ
雪溶けて百葉箱の顔のぞく春ひそやかに廃校の庭
91
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リクシアナ
ありふれたヨモの仔猫は生を受け七日目と聞く小雨ふる朝
14
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リクシアナ
枕灯落とした宿で独り詠む旅の区切りに挿す歌栞
32
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コーヤ
櫻花 地蔵さまにも 舞い散りて まといし衣 桜の模様
28
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人三昧
菜種梅雨 仏間の花の 枯れかかり 燕も今日は 低く飛ぶなり
14
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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灰色猫
白色をまとった少女が切り株にまっすぐに立ち空をみている
22
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野々花
割り切れぬ素数のような結末に戸惑いつつも栞を外す
20
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舞
厨にて妻立ち動く音聞きつのどか朝寝の休日のたり
20
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舞
会社にて使いたまえと妻買いし座布団温し持ちて仕事へ
11
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まあさ
病室の 窓から手を振る 夫へと 取り繕った 笑顔を向けた
27
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まあさ
不規則な 春の雨音 聞きながら 木々の若葉は 大人びてゆく
33
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野々花
春なのにどこか淋しい昼下がり少し早めの風鈴が鳴る
28
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只野ハル
菜の花に紋白蝶二羽舞い寄れば春の第一楽章思う
18
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只野ハル
白鷺の小川に降りて俯いて波を立てずに歩を進めおり
17
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野々花
逝きし母見送るように開花する母が愛したアルペンブルー
25
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詠み人知らず
愛なんて無ければ無いで生きられるスッキリスイスイ空飛ぶカモメ
29
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灰色猫
もうわたし夏の足音告げている雨になっては輝きました
15
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