詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
かたことの英語たずさえ旅をする若者たちに祝福よあれ
17
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みろく
足元に梅の花びら 見上げれば軒端の猫が爪研ぐ三日月
28
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滝川昌之
ああ今日は満足できた仕事だと帰宅の途中の夕陽がまるい
22
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滝川昌之
待ってたらビックリしてる顔がイイ 乗せて帰ろう駅前で妻
24
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灰色猫
思想から死んでしまった神様を心の奥に埋葬しておく
18
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みろく
火葬場の煙突見上げ母が言う「あなたに何も知らせるなって」
27
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滝川昌之
帰ったら、ぐったりでしょう新人くん 仕事覚えて、人もおぼえて
20
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恣翁
寝転びて 雨に 燕を眺めつつ 杏花を案ず 散らざらむかと
14
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灰色猫
南国の夏が詰まったコルク瓶ただ砂浜に漂うており
14
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恣翁
煮え滾り 蓋をカタカタ 鳴らしたる湯沸かしに 水注ぎ足してけり
10
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灰色猫
苦しみに抗いつづける心へと白いタオルを投げ込んでやる
25
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滝川昌之
水鳥が飛び立ちゆらす川面にはいくつもできる花ラテアート
20
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みろく
蓮の葉に移ろう雫映し出す精舎の朝の香りは樒
23
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みろく
君が置く柄杓に落ちる桜花 水琴窟が音を合わせた
40
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滝川昌之
ウトウトと している妻に 上着かけ テレビを消した 息子の進化
30
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灰色猫
しっとりとトマトの皮を剥くときのゆびさきが聴く太陽の歌
27
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灰色猫
理想とはかけ離れてた君だけど恋の魔法が理想にさせる
23
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恣翁
冬の季を費やし尽くし 残りたる寄り木を 供養に 雁風呂焚きけむ
16
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滝川昌之
青ひとつ 絵具で描ける 空を背に 菜の花笑う 黄色と緑
23
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灰色猫
おおかみの夢を見ながら眠るころカーテンが嗅ぐ満月の香
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