きりあのお気に入りの歌一覧
みやこうまし
銀杏の青き未熟が雨に落ちころがる無念街路に満てリ
5
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おおみはじめ
すでに灯も消えた図書館入口に赤い首輪の猫はたたずみ
15
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たつかわ梨凰
ねりぎぬの肌を巻き絞め蔓薔薇は哀しき恋の聖なる刑具
11
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紫苑
蕺草の十字活くれば尼僧棲む窓辺にしろき身をひらきけり
11
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恣翁
窓の灯に 風鐸の影 見ゆれども 庭の木賊は 黄昏に消ゆ
21
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falcon
菩提樹に小鳥戲えてはらはらと琥珀散りくる夕かげの道
11
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林ユキ
火にくべるやうな目をして冬からの君の便りをフォルダごと消す
29
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falcon
長唄の稽古帰りの京小紋すそにやさしきはつ夏の風
15
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キヨム
そうでした指輪も金で買うのよね知っていたけど泣いてごめんね
6
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浅草大将
青丹よし奈良井の宿にその名あれば木曽路の秋に訪ねこそ見め
16
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聴雨
和紙の隅とけ残りたる樟脳は昇華しきらぬわが思ひかな
9
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falcon
かのときの鐘が岬をわすれまじ原発なくも燃ゆる思ひを
6
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只野ハル
鳥かごの離れ離れの青い鳥逢瀬の夢に飛び立つ夜更け
8
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螢子
野の草が銀の尾揺らし6月の風は運ぶや雨の記憶を
13
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加祢
枕敷くこほりもとけて波もよにゆらぐ心地すあつき夜半かな
23
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只野ハル
開戦を防げず遅すぎた終戦国難の今似るは哀し
4
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加祢
如何にしてまもりゆかむやつらきにもたへて残せしご先祖の地
19
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細井香
簡単に世界を捨ててくれるなと諭す木の花 香り際立つ
5
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おおみはじめ
小説に西風館という店が出てきてこれはならいだてとか
6
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浅草大将
逝く妹の叫び聞きしかora oraと羅典の文字に記す兄はも
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