藤久崇のお気に入りの歌一覧
Chico
「大掃除っ!」號令すればそれぞれに捻転しをりきみとがじゆまると犬
22
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詠み人知らず
年重ぬ君との過ぎし日振りかへり記憶の中の旅をたどりて
16
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沙久
闘争心という名のガソリン満タンで ハイブリッドカー飛び越えてやる
22
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灰色猫
誰にでも心の内に満ちている揺らぐことなき偉大な美がある
23
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灰色猫
イヤフォンをつけてしまえばもう一人自由な速度で加速してゆく
27
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灰色猫
近づけば近づくほどに見えなくて汚れた手と手で繋がり合った
23
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まあさ
天国に郵便局があればいい 本気で思う二度目の師走
25
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へし切
さらぬだに冬ぞ侘しき思ひ寝の臥す夜は君が夢に見えける
27
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たけくらべ
恋ふ人と思ひを遂げる身なりせば夜を待つ間も厭はざらまし
22
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新座の迷い人
妻に言う 早く治して 暮らそうよ 世辞言う我が身 心の辛さ
17
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石川順一
必着は消印有効とは違うアダムとイヴと知恵の木の実も
21
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このえ
朝の日に頬を染めたる雲のうらうち白きまでの月の影かな
15
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呉竹の憂き節
生ひ出でて身の置き所あらじともかねて知らせぬ世の中ぞ憂き
7
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石川順一
団栗を水に漬ければ二個が浮く種をまくのは何時にしようか
27
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石川順一
大リーグボール二号や消える魔球首筋痛んだ後に見て居り
17
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縄文の湯老婆
こたつ出しみかん頬張る父をみてああ懷かしき冬の訪れ
10
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みやこうまし
長生きは悦ぶべきや認知妻卒寿を越えてとにかく死ねり
18
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えこ
寂しさを零してみても受け止めてもらえぬ言葉はただ宙を舞う
12
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えこ
寂しさはひとりの夜に芽が生える大きくなるから早めに摘んで
10
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藍子
紅葉も既に終わった初冬の日山茶花一輪誇らしく咲く
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