秋元 邦明のお気に入りの歌一覧
灰色猫
夢破れ恋に破れて嘆く夜もただひたすらに鼓動は続く
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灰色猫
やるせない話ばかりの世の中で派手にいこうぜ暗くはないさ
20
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灰色猫
譲れない願いがひとつ胸にある喧嘩上等君を守るよ
18
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恕道
元彼の「一生そばにいるからね」手紙切なく読み返す今
16
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月虹
言い訳をひとつ残して夏はゆく海鳥たちを遠く見つめて
282
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月虹
この花を愛でよと空の声聞こゆ朱く燃えいづ彼岸花、紅
62
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月虹
さらさらと零れてゆきぬ時の砂幸も不幸も止められぬもの
128
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月虹
熱情の波間に揺れる舟を漕ぐ抗わなくば海風は凪
81
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詠み人知らず
草原の黄ばみ色づく草もみじ足湯に旅の四肢緩ませて
18
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絮谷新
リノリウム水に浸かりて髪のごと川苔草の浮かぶ廃屋
20
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コーヤ
秋すすみ舞い散り落ちる葉の音が淋しく聞こゆ静寂の森
19
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コーヤ
虫の音の絶えて静かな森中は紅燃ゆる色の華やぎ
20
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林林
姓変わる少女はママが抱っこする赤ちゃんの頬に口づけ止まず
19
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リクシアナ
越冬菜テントに白く積み上がり去年のあかぎれ乾風しむる
25
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秋日好
チューリップ植えようとして掘り返す鉢の中にはどんぐりひとつ
21
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リクシアナ
晩秋の濃霧の底にほのあかい罪の果実は蜜を満たしつ
25
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恣翁
重過ぎて 詠むも憚る 歌心 今は黙して 溢るるを待つ
91
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恣翁
疲れ止みを 黙して 一本付けし妻に謝して 呑みたり 額叩きつつ
25
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恣翁
柄杓もて汲みし月影 湛ふがに 宵の暗きに 舷白し
20
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きんぎょばち
累々と 返送される 履歴書に 初老無職の 現実を見る
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