クロネコのお気に入りの歌一覧
灰色猫
絵としての文字を綴って少年は鳥という字を空へと放つ
28
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へし切
西の空 日はかたぶけば夕影に 君が影絵をまた垣間見る
29
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へし切
この夏に開きそこねた向日葵は曇りの空をみつめて吐息
22
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灰色猫
人のない港でひとり沈みゆく夏をしっかり看取っています
26
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舞
たそがれる夕日を受けて一つ背も淋しくはなし暮れてゆくのみ
16
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灰色猫
雅やか初秋の風に吹かれてはもみじの色にこころ染まりて
19
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灰色猫
他界へと昇った君はお月さま腰かけ世界を愛でるのでしょうか
19
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詠み人知らず
手を伸べて頬に触れたし見つめたし 君に溺れて想い滾りて
21
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inosann
手に余る子育てだとは思いつつまだまだ任せぬ娘の彼氏に
21
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Chico
朝帰り 棲みかへかへるたましびのきみなじむまで 永きくちづけ
19
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河のほとり
白露の野辺より先に置き初めて秋来たりとは袖にこそ知れ
21
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月虹
思い出の中で優しく生きているばぁばに恋の花を一輪
31
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詠み人知らず
まどろみの波に昨日を漂えばいちばん鳥が今日を連れ来る
28
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灰色猫
風呂上がりひとつしかない扇風機奪い合ってた双子の少年
23
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灰色猫
にび色の猫は教えを持たずして気の向くままに歌を詠みたり
23
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へし切
ぼんやりと雨の川面を眺めれば小花のような五月雨の跡
36
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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へし切
夢さめて心の中に吹く風は夏の終わりの潮騒の音
26
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へし切
ままならぬ浮き世にあれど上を向き生きよと諭すひまわりの花
49
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くらら
君という パーツが欠けて 歩む世は 転んでばかりで 擦り傷だらけ
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