詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
青春の母校はダムに沈めども校歌は今も胸を奏でる
16
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灰色猫
山眠るもがりの笛を奏でつつ数多の命を土に眠らせ
20
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へし切
冬ながら日中の陽ざしおだやかに川辺に鴨はのどかに遊ぶ
22
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石川順一
フラッシュをたけば電池がすぐ切れる戻れば二度と帰らぬ大地
14
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恣翁
コンビニに マツダの黒のユーノスが やけに澄まして 磨かれてあり
14
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もなca
「降ります」と後ろできれいな声がして十戒のごとく現れる道
14
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詠み人知らず
我が為に編まれし足袋に思い入れ旅路はゆるく邂逅を咲む
7
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詠み人知らず
咳をする旅人の背中を花弁が撫づれど蒼穹は届かぬ憧憬
6
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コタロー
樹々は葉を落としあらわの枝先は鋭きままに蒼天を突く
12
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詠み人知らず
鳥はなち水色に笑う青年のたたまれた外套左手に持つ
8
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森川
冬の朝 淡い光は まろやかな お酒に似てて 心ほぐれる
8
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詠み人知らず
前の世にさき野に咲う花として汝の胸を見上げたか吾れ
8
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詠み人知らず
旅人の蒼穹は我が身の拙さも乏しさも越え虎の翼に
8
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コタロー
日曜日師走の街は晴れ渡り人は働くドンタカドンタカ
8
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恣翁
淡雪の鱈に積む市 霙立ち 絣合羽の凍みにけるかも
18
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舞
春の花夏秋の花花暦色無き色の冬の花咲く
10
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横井 信
ランナーは走れることの 喜びを 感じて走る 最後の下り
9
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横井 信
ランナーは 走り続ける いつまでも 暮れゆく街を 朝日の中を
9
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横井 信
そろり行く 川面に映る 夕暮れの 空 翔け抜ける 青鷺 ふわり
11
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恣翁
花誘ふ 明石の宮の行幸ならで 更け行くものはも 割れ鐘鳴りけり
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