空飛びネコのお気に入りの歌一覧
ゆりこ
瞳より溢るる水はときどきの色を湛へて頬をつたへり
19
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千映
志半ばで逝った人のように蕾で枯れる薔薇の寂しさ
23
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へし切
さだめなきわたる憂き世は常ならず身は浮き舟にただよふばかり
24
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舞
原爆のドームに雨は音もなくたたずむ傘はみな薄墨に
20
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絮谷新
ゴンドラを砂の運河に滑らせて記憶に沈む夜のヴェネツィア
13
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絮谷新
奥津城に捧ぐ線香たゆたひて見上ぐる空のわれの小ささ
13
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絮谷新
雫にて滲む窓より見おろせば色とりどりの傘は紫陽花
14
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くらら
悲しみを 歌に詠んでは 我思う 言葉の及ばぬ ものもありやと
20
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くらら
百万の 偉人の言葉に 勝るのは 静かに寄り添う 人の温もり
23
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くらら
朝方に 雨は降り止み 澄みわたる 梅雨の晴れ間の 風 爽やかに
17
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へし切
五月雨にぬれて四葩のなほ青くいにしへ偲ぶあじさゐの寺
24
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沙久
百回の 「大好き」でやっと 笑う君 百一回目は どんな顔するの?
16
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たけくらべ
目つむれば瀬音ゆかしき保津川に浴衣の君の蛍追ふ影
20
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優器ルミネ
この思い喩えるならば夏の雨雲の切れ間に照らされ光る
3
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美津村
頑なに生きゐる者のかなしみを小さき職場の派閥に見たり
15
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野々花
愛という言葉の前に抱き締めて私容易く壊れないから・・・・
13
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藤峰しちみ
制服の まる襟をみて 振り返るこの可愛さの 分からぬ頃を
6
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秋日好
押し切って欲しい女と最後までOK求める紳士な男
22
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秋日好
残雪の疾く融けゆきぬ高原の野花を集め君に贈らむ
15
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西村 由佳里
ねえ坊や教えておくれ あの空はどの絵の具から出した青なの
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