空飛びネコのお気に入りの歌一覧
夢士
振り返り水無月の数指折りて鏡に映す吾が顔を見ゆ
18
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へし切
さなきだに歩むも辛き老いの坂 寄り添ふ妹のなきぞ悲しき
30
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ながさき
生涯は 幾ばくもなし 「仮の宿」 一夜の夢の 名利求めて
31
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舞
しばらくは闇をとどめよ恋うひとの思い出と寝るつゆのひと夜を
23
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へし切
夜も更けて時の間にさまよへば めぐる言の葉 身は夢の中
32
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沙久
もしいなく なったら必ず 探してね あの世とこの世 ヒントはこれだけ
12
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夢士
一人詠み歌のイロハは知らねどもうたのわに入り友をつくらむ
74
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絮谷新
鳴り止まぬ柱時計の刻む音は砂丘に埋めしのちの月影
14
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光源氏
流れいづる雫も色や変はるらむしばしふるへる紫陽花の群れ
23
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舞
生物の本能としてひとを恋う苦しみ故に喜びもまた
17
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絮谷新
未だ見る周回遅れのランナーとなりても遠き夏の地平を
15
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沙久
「対個人」ならば表情拾えるが 「集団化」すれば「個」は埋没す
11
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へし切
深更に寄るべなき身の侘しきにすずろ歩くは言の葉の径
25
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舞
生きる場を選べぬものの逞しく名を知らぬ花こんなとこにも
25
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千映
外観で人好きになる歳でなくこころ寄り添う優しさが好き
23
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リクシアナ
宵闇にてるてる坊主ほの光るそろいの服で月を待とうか
21
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林林
子を持ちてひとりの人が父親になりゆく道の五里霧中かな
20
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恣翁
湿っぽきカーテン 重く揺らしては 廊下に響く ガジュマルのさやぎ
17
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沙久
「愛してる」「愛していた」と繰り返し 過去形崩さぬ 君の手離す
21
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千映
魂を抜かれるような百合の花色深い紅される誘惑
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