有賀亭小太のお気に入りの歌一覧
へし切
はなやいで今をさかりと咲く花を吹きな散らしそ春の山風
30
もっと見る
麻
名にし負はば時を戻せよもどり橋きみが歌ひし冬の頃まで
18
もっと見る
へし切
山ぎわの空はかすみて花の雲かかるすそ野の春はのどけし
32
もっと見る
へし切
春なのに雪や積もると近寄れば小米盛るごと雪柳の花
31
もっと見る
へし切
老いるとも心は若く青葉たれ 身は枯れるとも名こそ惜しまむ
31
もっと見る
灰色猫
春風を 小瓶に詰めて 贈ります 涙の夜に 開けてください
67
もっと見る
へし切
天知らば地知る吾知る他人も知る悪事をなせば知らぬものなし
35
もっと見る
灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
もっと見る
工藤吉生
ぷよぷよのように連鎖をして消えろ展望台を埋めるカップル
46
もっと見る
芳立
深草にまよはばまよへ墨染の花は急かぬも散らむ冬なし
17
もっと見る
芳立
あしたには消えゆくものとしら雪のふるい童話にまだ眠る君
18
もっと見る
芳立
更けぬれどまつ風ふかぬみじか夜はたれのかひなに君やどるらむ
19
もっと見る
へし切
待ちのぞむ花のさかりはかりそめの憂き世に春の久しかるべき
31
もっと見る
へし切
面影の消へては浮かぶうたかたは憂き世の川の渕瀬にまどふ
23
もっと見る
へし切
歳老いてひとり病む身の哀しかり寄る人もなく甘えもやらず
26
もっと見る
へし切
風光る春のひざしに木蓮の花ひと片の舞い落ちるかな
24
もっと見る
詠み人知らず
ちはやふる神業かしら立ったままカラクリ無しに首くくるとは
7
もっと見る
詠み人知らず
空模様どっちつかずで洗濯をするかしないか選択に迷う
7
もっと見る
詠み人知らず
つれもなきいもをうなぎの胸裂けて焦がるる身をばたれか知るらむ
8
もっと見る
詠み人知らず
「作務衣ね」と話しかければ「作務衣よ」と答える人が着る野暮ったさ
8
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
>>