有賀亭小太のお気に入りの歌一覧
呉竹の憂き節
深山路も世に出づるからに憂き世かな弓張月のいるかげもなし
3
もっと見る
呉竹の憂き節
唐衣うらむ身の外いとかなしはりめぐらせる世もたたましを
4
もっと見る
呉竹の憂き節
根無草壁草根芹笑種水草刺草いでやうき草
5
もっと見る
呉竹の憂き節
弱るとて憂きにせむ方なく虫のねてもさめても恨めしの世や
5
もっと見る
呉竹の憂き節
雲かかる憂き世にわれて有明のつきぬながめは隠しだにせじ
5
もっと見る
呉竹の憂き節
もみぢ葉の散るも憂き世にあらし山祈るかひなく生ひそめにけり
5
もっと見る
呉竹の憂き節
我がごとく憂きひぐらしやうつせみの身を知る雨にそへてなくらむ
5
もっと見る
呉竹の憂き節
世の中は明くる見えつる夏の夜も嘆きにくらす庵の憂き身か
5
もっと見る
呉竹の憂き節
あめの下ひとたびふれば道ながれ落つるばかりのわが憂き身かな
6
もっと見る
呉竹の憂き節
いにしへの思ひこそあれ石清水忘れむことぞ悔しかりける
7
もっと見る
呉竹の憂き節
憂き世にはなぞいくたびも川波に身を投げ消ゆる苦しみはなき
7
もっと見る
呉竹の憂き節
ひさかたの光のよそに出づるよりたにまさるとやすみぞめの身は
7
もっと見る
へし切
年ふればさくら下の思い出は老いて想ひの深きものかな
27
もっと見る
たけくらべ
風の音を兵どもの勝どきと聞こふ信濃の戦さ場の跡
6
もっと見る
たけくらべ
寒き朝 口から出でし 白靄の そのふきだしに 台詞書きたし
4
もっと見る
たけくらべ
花冷えににほふ櫻は惜しむらく人に見られで散りぬものかは
17
もっと見る
たけくらべ
春雨に散るは桜のさだめとは知るも降られで咲く由もがな
18
もっと見る
たけくらべ
花持たば踏まるることもあるまゐと名もなき草に吾を見るかも
22
もっと見る
たけくらべ
あばら家も終の住処と思はるる妻と語らふ如月の宵
27
もっと見る
たけくらべ
咲くよりも散る花こそが美しき消え逝くものの儚さがゆへ
16
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
>>