有賀亭小太のお気に入りの歌一覧
浅草大将
雁にさへ帰るつばさのあるものをなみだに霞むふるさとの空
16
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浅草大将
かけ抜ける後は追ふなのあつさゆみはるばる夢をキタサンブラック
5
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浅草大将
つち震れば千代をふるきも崩るるにいよよ堅きは人の石垣
10
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浅草大将
夏くるはあすかの川にゆく春を今日ひとひらの花に送らむ
18
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浅草大将
死したれば口に怒りをいは崎の弥太が涙にみつびしのすゑ
8
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へし切
声遠く鳴くや五月のほととぎす深山の田にも夏は来にけり
23
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恣翁
臆病で怠惰な君は 閉ぢ籠もる 居室の中の探検家なり
47
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へし切
ひとり住む夜のしじまの静けさは年経るごとに耐へがたきかな
28
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美津村
皿の上の最後の一つを譲り合ひ互ひに老いたり妻としずかに
91
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河のほとり
侘しくてひとり寝る夜はいたづらにあらしな吹きそ雨もろともに
72
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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呉竹の憂き節
明けぬると思ふはほかの憂き世にてわが身は嘆きまさる行末
7
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なかしぃ卿
寂しさを玉子でとじて丼のご飯の上に乗せてかきこむ
16
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鰹鯨
あの駅であの日あの時 雨ならば 傘を理由に話せたのにね
31
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光源氏
身は果てぬ糸の乱れの苦しさに後の世に見む滝の白糸
15
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
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へし切
ふたたびに老い木に花の咲く夢を見るは未練のこの憂き世かな
28
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松本直哉
わが恋は漸近線のごときかな近づけどつひにふるることなき
5
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なかしぃ卿
あしひきのヤマザキ春のパン祭り欠片集めて器得るらむ
5
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なかしぃ卿
ぬばたまのブラック企業にもう四年今ひとたびの辞表出さなむ
6
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