絮谷新のお気に入りの歌一覧
新座の迷い人
瞼閉じ 故郷おもがげ 浮かびきて 過ぎ去り昔 恋しかるらむ
18
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新座の迷い人
啓蟄来 衣を焼けば 治癒するか 我が家に春は 何時の日来るやら
10
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舞
「桜がねっ つぼみ付けてる 小さいけど」頬染め語る妻子の如く
12
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inosann
会話なき息子の言葉を妻に聞く「今や腕相撲父に勝らん」と
24
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野々花
懐かしい詩集開けば舞い落ちる匂い残りし落ち葉のしおり
26
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秋日好
遠心力抗しきれない子供の手重力通り身体は地面へ
17
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秋日好
ロカビリー・ワンピースのごと開き出すピンクの椿に今朝雨しきり
17
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まあさ
束の間の 母の二度目の 青春は 川の流れの ようにさらさら
20
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秋日好
ドナウ河突然途切れ闇の中戻ってきたのはモルダウだった
14
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みやこうまし
「そうなのか」と親しく返すあいずちの上手な君は会話の名手
24
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千映
一言があなたと吾の潤滑油愉しき日々がまた来ればいい
12
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秋日好
唇を裂くか喉笛かき切るか生殺与奪は理髪店主に
11
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灰色猫
永遠にサインポールは陶酔し天へ昇ると錯覚し続け
18
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助平小町
目の前で歌考えるわが友を 笑いながらも一首完成
5
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桐生賄
弟が 事故にあったと 電話有り 家族で急ぎ 千葉へと向かう
11
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桐生賄
弟よ どうか生きててちょうだいと 初の高速 車飛ばして
17
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桐生賄
包帯で 顔も見れない 弟と 無言の対面 泣きじゃくる母
16
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桐生賄
弟は 未だ何処かで 生きていて 「ただいま」言って 帰る気がして
19
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河のほとり
人はただ風のなごりの花の香もやがて消えゆくなか空の夢
19
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野々花
この想い上手く言葉に出来なくて切なさだけがいったりきたり
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