リクシアナのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
分度器で測ったわけじゃないけれど五度は下がった秋の陽と気温
17
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只野ハル
アポ入れたセールスマンが来なかったスリッパ並べて待ってたんだけど
6
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只野ハル
カレーに乗せたとろけるチーズ二枚スプーンでぐちゃっとして食べた
4
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舞
迷い道時に諍い行き止まり戻りて歩むふたりゆく旅
8
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へし切
台風の事無く過ぐるをただ祈る心細さと 諍ふ一日
14
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灰色猫
ひぐらしがまだ鳴いているまだ夏を生きていたいと森が鳴いてる
14
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滝川昌之
子の頭上親と教師が繰り返す線状降水帯ごとき説教
13
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只野ハル
明けない夜はないけれど何となく窓を開けたくない朝はある
12
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舞
枯野ゆく 旅人の背は 消えてゆく 夕日のなかへ 影のみ残して
8
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只野ハル
雨を待つデッキブラシを用意してベランダの泥洗い流すぞ
6
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只野ハル
ローラーに乗せた自転車漕いでみた脚より先に腕が限界
4
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只野ハル
延々とネットラジオのバロックを流し続ける曇天の午後
12
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只野ハル
窓外の曇天の空灰色がボクのココロに浸み込んでくる
10
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バジル
できるだけホントの事を携えて春待つ季節に咲く蕗の花
17
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KEN
ランボウの 詞と踊る 中也見ゆ 小雪降りつむ 宵醉ひ痴れて
16
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詠み人知らず
欲するを俗世に生くる糧として真命の責果たしなむ
14
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へし切
白雪に堪えて 生きよと諭すがに くれなゐに咲く寒椿かな
16
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へし切
育児なか 学びなおしをせよと言ふ この日本に春はいつ来る
14
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舞
恋すれば リラ冷えのほうが 身に沁むと 語る女の バーの片隅
11
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只野ハル
特に記すべき事なしが連なる日記また一日が終わるのだ
4
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